手嶋龍一

手嶋龍一

手嶋龍一オフィシャルサイト HOME

メッセージ

「存立危機事態」発言の本質とは

 台湾有事は「存立危機事態」になりうる――高市総理の国会答弁の波紋は未だに収まらない。「習近平の中国」は、「一つの中国」を認めたはずの「日中共同声明」に反すると強硬な姿勢を崩さず、「トランプのアメリカ」も日米電話協議を通じて鎮静化を求めるなど、高市発言は国際政局に嵐を呼び起こしている。
 国際社会から日本に険しい眼が向けられているにもかかわらず、高市内閣の支持率は、毎日新聞の世論調査で65%と高止まりしたままだ。「存立危機事態」発言も、「問題があったとは思わない」と答えた人が50%と、「問題があった」と答えた人の25%を大きく上回っている。高市発言を支持する人は、若い世代ほど高くなっているのも、政権への支持率と同じ傾向といえる。

[続きを読む...]

新着情報


『公安調査庁秘録』

新作
『公安調査庁秘録』
中央公論新社
2024/08/10発売

東アジアの深層で生起する異変をいち早く察知するべく動く情報機関、それが公安調査庁だ。中露朝が核戦力を背景に日本を窺う実態を、現職のインテリジェンス・オフィサーが初めて実名で明らかにした。ウクライナとパレスチナの戦争に超大国米国が足を絡め取られる間隙を突いて、中露朝が攻勢に転じている。日本をとりまく安全保障環境の激変に警鐘を鳴らす。